小学校の先生を120%楽しむ毎日

超人見知り。内向型人間です。でも先生やってます。セミナー開催もしています。

夢のはじまり

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「なぜ教師をやってるの?」

 

そう聞かれたら、なんて答えますか?

 

私は、こう答えます。

 

 

「自分が5,6年生の頃のようなワクワク感を味わってもらうため」

 

 

私にはいわゆる、憧れの先生がいる。

 

小学校5,6年生の担任のF先生だ。

 卒業式前日の学級通信 - 小学校の先生を120%楽しむ毎日

 

 

とにかく、F先生がやることは全て新鮮で、今でも、国語の「パンゲア」について、書かれた説明文で、何時間も飽きずに、議論したことは覚えている。

また、算数の

他にも、地層を見に行ったついでに、崖登りをしたり、絵を描きに市民の森に行ったついでに、みんなでかくれんぼや鬼ごっこしたり…

 

子どもながらに

「こんなことしちゃっていいの?」

 

と、逆に不安になったくらい。

 

 

でも、とにかく毎日がワクワクして、楽しみで…

自分ってなんかできるかも!という根拠のない期待感もあって…

 

とにかく毎日が楽しかった。

 

その先生が本気で語るとき、クラスの空気が一瞬で変わる。

 

その空気感が私は好きだった。

みんなが今まで見たことないような真剣な顔で先生の話を聞いて、自分たちで話し合って結論を出して、それにまた、先生が問いかけて…

 

そんなことができるF先生が羨ましかった。

 

この頃、私はうっすらと、「あんな風になれたらいいなあ」という漠然とした憧れを抱いていたのだろう。

小さい子が仮面ライダーになりたい!とか、海賊王になりたい!(そんな子いないか)と言うのと同じレベル。

まさに夢だった。

でも、間違いなく私の「夢のはじまり」は5,6年生の頃だ。F先生に出会ったからだ。

 

まあ、とにかく

F先生が担任となってから、その頃の私なりに真剣に日々を過ごすことなできた。

そのおかげで5年生になり、学力は飛躍的に伸びた。

 

F先生は、懇切丁寧に教科書の内容を教えるわけではなかったが、なぜかテストで点が取れるようになった。

 

この仕事に就くと、これがいかにすごいことか分かる。

 

基本的に、小学校のテストは教科書の内容を自分の頭の中で整理して、覚えていればできてしまう。

 

その整理する作業が授業で、板書で…と思っていたのだが、F先生はほぼ板書もないし、あまり話もしなかった。

 

それにも関わらず、なぜだろう?

私なりに考えて出した答えは…

 

主体的に学習していたから

 

だと思う。

 

知らぬ間に自分で本気で学習していたのだと思う。友達とのやりとりの中で、あるいは、自力解決の中で、教科書の内容を理解し、定着させていったのだと思う。

 

「子ども自身は大して勉強したつもりはないのに、テストの点数が伸びる」

 

私はまだこの域に達していないと思うが、主体的に学習する環境づくりは今年だいぶ実現できた気がする。

(後日、詳細書きます)

 

 

子どもが校長先生に

「自分たちで、授業を進めてます」

と誇りたくなるくらいにはなった。

 

 

まだまだ、F先生のクラスには程遠いとは思うが、毎年手ごたえがあった。

夢を実現しつつあるという手ごたえだ。

 

昨日の卒業式終了後、子どもたちが黒板に書き込みをしており、後で見たらこんなことが書いてあった。

 

「6-3最高」「6-3大好き」

良かった。

 

「先生ありがとう」

いえいえ。こちらこそ。

 

「じまんの先生です」じまんの教え子です。

 

そして…

 

「私が6-3をもう一度つくります」

 

先生志望の女の子が書いてくれました。

 

もし、出会った子どもたちが、自分が担任をしたことで、この仕事に憧れてくれれば…こんなに嬉しいことはない。

 

私にとっても、その子にとっても

新たな「夢のはじまり」だ。