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小学校の先生を120%楽しむ毎日

超人見知り。内向型人間です。でも先生やってます。セミナー開催もしています。

海の命

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小学校教員に

6年生の国語といえば?

と聞けば

 

やまなし

 

そしてこの…

 

海の命

 

この2つは上がるのではないでしょうか?

 

 

初めて6年生を持った時に、

一緒に組んだ先輩の先生が

 

「この単元は絶対毎年子どもに本気になって欲しいんだ。昨日も10時まで教材研究しちゃった。初任みたいでしょ?笑」

 

と言っていたのを思い出します。

 

その当時の私は言えば…

 

「いや、この作品いいですけど、子どもには早くないですか?大人の押し付けになりません?

『赤い実はじけた』とかの方が子どももピンと来るし、この時期にタイムリーだと思うんですが…自分も今でも覚えてますもん!」

 

と飲み会の席で迂闊に発言し、様々な方から顰蹙を買いました。

 

(ちなみに、その先輩とは、こないだ大げんか…というか、私が拗ねて八つ当たりした先輩です。「ごめんね。」「いいよ。」 - 小学校の先生を120%楽しむ毎日

 

しかし、私も6年生を3回もたしていただいて、ようやくこの作品に馴染んできました。 

 

なぜ先輩の先生がこの作品にそこまで、入れ込むのか分かってきました。

 

私は国語に苦手意識があります。

なかでも、物語文は大の苦手。着地が見えない。正解が分からない。

 

理系の人間にはきついものがあります。

 

そんな私が、初めて国語が楽しいと思えたんです!

そして、子どもからも「もっと話し合いたいです!」「先生、次の時間も続けられませんか?」

 

との声があがったんです!

私は最初に、この単元は何時間ね。と言うので、子どもも時数をカウントします。

多分、初めて物語文の学習で延長依頼が来ました(笑)

 

「先生、もっと時間欲しいです。」

 

あまりに興奮して以下を殴り書きして、学級通信として、出しました。管理職には通してません。(いつものことですが)

 

なかなか白熱した議論になったね。
久しぶりに面白かった。
先生もなんだか参加したくなった。

「太一はなぜ、父を破った瀬の主を仕留めなかったのか。」
大方の見解では、
「父に見えてしまったから」
でも、それだけで納得せずに
自分たちで新たな問いを立てている。
「なんで、父に見えたの?」
その答えを◯◯さんは次のように答えてくれた。

「『不漁の日が十日間続いても、父は少しも変わらなかった』
というところと
『太一は鼻づらに向かってモリを突き出すのだが、クエは動こうとはしない』
というところが、お父さんと重なって見えたからだと思います。」

先生は海の命の勉強をするのがこれで3回目だが、
こういう見方をしたことはなかった。
先生も学べた。

みんなの疑問は思ったよりも
多くのことを考えさせてくれた。

太一の生き方を通して、自分の生き方を
見つめ直しているからだと思う。

自分が太一なら
父を破ったクエを前にして、ニコッと微笑み、
見逃すことができるだろうか。

今の自分は
目に見える、目先の成果を優先してクエを
仕留めようとする気がする。

この単元が終わった時、先生はまた少し成長できそうだ。
みんなはどうだろう。

 

 今年のテーマは自己開示。

 

とことんやってみます。

子どもに隠し事はせず、なるべく素の自分を出しますよー。

 

あ、もちろんこのブログでも。

 

「お前、今浸ってるな。」

「1人で煮詰まりすぎ」

 

などなど。教員以外の方からの冷静な一言もお待ちしております。

今後ともよろしくお願いします。