小学校の先生を120%楽しむ毎日

超人見知り。内向型人間です。でも先生やってます。セミナー開催もしています。

初担任で大失敗

私は臨任のとき、4年を任されました。

 

担当学年も通知され、3月下旬に私がしたことといえば、書店で学級経営に関する本を買いました。

 

かの有名な、「黄金の三日間」というやつです。

 

私は、その本を読み、次のように感じました。

「こんなにはじめから口うるさく言ったら、かえって子どもに反発されないのかな」

「指導の仕方がいかにも、先生って感じで、自分らしくないな」

「なんだか最初が肝心だって過剰に不安を煽ってきて、嫌な感じだな」

「逆に子どもに人気が出れば、口うるさく言わなくても。みんな自分の言うことを聞いてくれるんじゃないかな」

 

ようするに、このとき私は本の内容にあまり響かなかったのです。

 

そして、私は初日から子どもの人気取りに走ります。

 

教室に入ると、40人近い子どもを前にして、予想以上に舞い上がっている自分に気付き、焦りました。

あがっていることを悟られないように、くだけた感じで自己紹介をし、ギターなんかも弾いちゃって…

そのあと、子どもに自己紹介をしてもらい、笑顔でさようならをしました。

さようならをするとき、子どもたちは期待を込めた目で私を見つめます。

 

初日の手応えは上々です。

これから、この教室で子どもたちとどんな楽しい毎日が待っているのだろう。私の期待も膨らみ、ウキウキとした気持ちで職員室に戻ります。

 

しかし、同じ教室で、最後の懇談会で1人の保護者に次のように言われました。

「最近、子どもが学校がつまらねえ。とか、今まで使っていなかったような汚い言葉で学校のことを悪く言うんですが、どうなっているんですか?」

私はこの問いに答えられませんでした。

単に言葉が詰まったと言うこともありましたが、実際に返答していないまま今日に至ります。

なぜなら、この保護者の質問の直後、教室のインターフォンが鳴り、クラスの児童が下校中にケガをして、救急車で運ばれたという知らせを受け、すぐさま職員室に向かうことになるからです。

 

初任でもベテランでも、4月新クラスで初めて子どもと出会うとき、教師として素敵な一年にしようと張り切って教壇に立つはずです。しかし、このように学級が崩れ、保護者の信頼を失う教師は少なくありません。

この次の年、私は正式採用され、同じ学校に残りますが、担任は外され理科専科となります。

とてもショックで、この頃は本当に自分に自信がもてず、暗澹たる気持ちで日々を過ごしていました。

 

「自分は教師として向いてないのではないか」

 「今更自分に何ができるのだろう」

「どうやって残りの人生を過ごしていこう」

 

本当に悩みました。結局辞める度胸もなく、今に至りますが、このとき辞めなくて本当に良かったと思っています。

今は毎日教室に行くのが楽しみで仕方ありません。毎時間授業をするのも楽しみで仕方ないのです。我ながらえらい変わりようです。

 

私がここまで変われたのだから、今教師として自信を失っている方にも辞めないでいただきたい。

そういう思いでこのブログを始めました。